水虫の治療法ってどんなのがある?病院と市販薬の治療方法について

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水虫の治療方法について

水虫にかかってしまったら、自然治癒は基本あり得ません。

水虫の菌である白癬菌というカビの一種の真菌を徹底的に角質層から追い出してしまうこと。
これが水虫の治療です。

では一体どうやって角質層から水虫菌を追い出すのか。
その方法についてまとめたいと思います。

病院での治療はこうやる

水虫かな?と思ったらまずは受診する方も多いと思います。

病院では皮膚科を受診するのが通常です。

そして、水虫だという確定診断をつけるために「顕微鏡検査」を行います。

やり方は水虫が発症していると思われる患部(指の間やかかとなど)を軽く擦り、その破片を顕微鏡でチェックします。
以下のような細い糸のような存在が確認されたらそれは白癬菌です。
白癬菌が見つかれば、すなわち「水虫」ということになり、診断が付きます。

水虫の診断がつけば、抗真菌剤の塗り薬やスプレーが処方されます。
一般的に水虫(足白癬)と診断された場合の処方薬は主に4種類です↓
足白癬に使う処方薬


白癬が爪に及んでいる爪白癬の場合には、クレナフィンという塗り薬を使います。
クレナフィンは平成27年から加わった新薬。
薬価が高いというデメリットはありますが、これまでは内服じゃないと効果がないと言われた爪白癬の治療を塗り薬に置き換えた画期的な薬です。

クレナフィン↓
クレナフィン

具体的な治療方法は?

足白癬の診断がついた場合、基本的には上記いすれかの塗り薬(クリームor液体)が処方されます。
ラミシールは比較的よく使われています。

こうした塗り薬を1週間ほど試してみて、かゆみが収まらない、皮膚症状の改善が見られない場合には薬の種類を変更したりしながら、合う薬剤を探します。

改善の見られた薬剤があった場合には、あとはひたすら1日1~2回を目安に塗り薬を塗り続けます。
入浴後や足を洗った後に塗るのが効果的です。

水虫症状が治まったら

かゆみ・皮膚症状ともに改善し、見た目にも「治った」と感じる時期が来ます。
しかし、ここで油断しては再発の原因に!

白癬菌は抗真菌剤により、多くは壊滅してしまいますが、まだ角質の奥深くに眠っている菌もいるのです。
抗真菌剤の塗布により、その力を奪われ、症状を出せずにいますが、死んでしまったわけでありません。

これらのじっと粘り強くタイミングをうかがう菌も全て排除しなければならないのです。
これらの菌まで完全に殺菌するには症状がなくなってからさらに1ヶ月、塗り薬を続けると効果的だと言われています。

しかし、心理的に症状が治まってからも薬を塗り続けるというのはあまり気持ちによいものではありません。
多くの方は症状の改善とともに塗り薬の塗布を止めてしまいます。

これが水虫の再発率50%の原因となっているのだと考えられます。

市販薬での治療はこうするのがおすすめ

水虫かと疑ったらやはり受診をし、確定診断をもらう必要があります。

いきなり市販薬で試してもいいのですが、万が一水虫ではない場合には抗真菌剤を塗布し続けたとしても効果は得られません。
重篤な副作用の心配はありませんが、効率よく治療を行うにはやはり先に病院受診をし確定診断をもらうことが重要です。

市販薬は何度も病院に行ってられない人向け

水虫の薬は実は市販薬も処方薬も、主成分は一緒で含有量も同じです↓
水虫、市販薬と処方薬

市販薬はさらにかゆみを抑える成分や炎症を抑える成分などが加えられています。
ブテナロックの効果
出典:ブテナロック®の効きめ

だったら市販薬でいいのでは?と思う方も少なくないと思います。
しかし、市販薬と処方薬の最も大きな違いは「価格」です。

例えばラミシールクリームの場合、保険適用により3割負担の場合は1本(10g)あたり120円前後です。
しかし、市販薬では800~1,000円前後となります。

継続が必要な治療法だけに、この価格差は大きいと言えます。
例えば、ラミシールクリーム10gは塗る量にもよりますが、両足であれば2週間程度で無くなってしまいます。

これを2カ月続けようと思えば、約10週間=5本必要になります。
処方薬であれば

120円×5=600円

で済みますが、市販薬の場合は

800円×5=4,000円

となります。

その差は約7倍

継続期間が長ければ長いほど、この価格差は増える一方です。

それでも市販薬を選ぶ方にとってのメリットは

「病院に行く時間が不要」

という点だと言えます。

市販薬も基本は一緒

使われている抗真菌剤の成分も量も一緒、ということは使い方も基本的には一緒です。

患部を含めた足の広範囲に薄く広げるように塗っていきます。
最初に手のひら全体に広げて、それを足全体に伸ばしていくと効率的です。

症状が治まってもそこから1ヶ月はしっかりと塗り続けましょう。

民間療法ってどうなの?

水虫には古くから民間療法が存在します。
その代表的なものに、「水虫は酢をつけると治る」というもの。
他には漂白剤やカビキラーなど、強烈な民間療法(?)もあります。

しかし、過激な方法は肌へのダメージが大きく、逆に白癬菌にとって免疫抵抗の少ない増殖しやすい環境を作ってしまうこともあります。

ただし、酢については初期の水虫には効果ありという報告もあります。

いずれにしても科学的根拠のあるものではありません。
民間療法を試して効果が期待できるのは初期のタイミングのみ、と覚えておきましょう。


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