かかとの水虫

一言で水虫と言ってもそれには大きく分けて4つの種類があると言われています。

その中の一種、角質増殖型
これは水虫の中でもある意味特殊なもの。

特徴としては「かゆみがない」というのが挙げられます。

主にかかとなど、元々角質の厚いところにできる傾向があります。

「角質増殖型水虫」の特徴的な症状とは?

角質増殖型水虫

その名の通り、白癬菌が角質をどんどん厚くしていきます。
かかとなど、元々角質の厚いところに白癬菌が深く潜ってしまいます。

これによりさらに角質は肥厚。
かかとから発症することが多いですが、足裏全体に広がることも珍しくありません。

特徴的な症状は角質の肥厚しかありません。
水虫の代表的な症状である「かゆみ」や「じゅくじゅく」もありません。

そのため、発見が遅れるケースが多いです。

かかとが硬くなっても、「年齢による角化」と思って放置してしまう方が多いのです。

本人が水虫と気づかないうちに家族に移してしまうリスクが高いタイプの水虫です。

どんなきっかけで受診ことが多い?

角質増殖型の水虫は初期症状で気づくことはほとんどありません。

そのため、かなり水虫が進行した状態で冬場に乾燥が加わることで亀裂が生じ、痛みや出血などを起こしてから初めて受診し、発見されるケースが多いのです。
亀裂が生じたかかと

かかとが最近硬くなってきた、なんだか足裏全体がごわごわする、白っぽい、かさつくなどの症状があれば早期に受診し、水虫かどうかの診断をしてもらうことが重要です。

この場合には、必ず医師の視診だけではなく顕微鏡検査を行ってもらうようにしましょう。

かかとの水虫。どんな治療をしたらいいの?

ゼフナートクリーム

かかとの水虫もまた、抗真菌剤の塗布が一般的です。
しかし、角質が肥厚した状態のままでは薬が深いところまで届きません。

そのため、あまりにも肥厚し、硬化した部分はやすりで削ることもあります。
または、尿素配合のクリームなどを先に塗り、角質を柔らかくした状態で抗真菌剤を塗布することも。

角質の肥厚状況にもよりますが、場合によっては内服薬を使用する場合もあります。

治療期間はどれくらい?

かかと水虫の治療期間

かかとの水虫に代表されるような角質増殖型の水虫の場合には、他の趾間型や小水疱型などよりも一般的に治療期間が長くなるという特徴があります。

これは薬の浸透がスムーズでなく、角質の深い場所にある白癬菌やその卵である胞子までなかなか薬を届けられないためです。
さらに、かかとの水虫は趾間型や小水疱型の延長上に発生することもあり、かなり進行した状態であれば、さらに治療期間が長くなる傾向がります。

目安として、角質増殖型の場合には約6カ月です。
症状により、さらに倍以上かかることもあるため一概には言えませんが、平均として半年はかかると覚えておくといいかもしれません。

かかとの水虫を予防するにはどうしたらいい?

かかとの水虫の予防法

一度なってしまうと、完治にまで時間がかかるかかとの水虫。
これを予防するには、まず趾間型・小水疱型の水虫がある場合には早期に治療してしまうことです。

水虫の進行は決して早いものではありません。
体には免疫機能があり、水虫の進行を食い止めてくれる部分もあります。

なので、パッと見には症状に変化がなくついつい、
「放置でもいいか」
と思ってしまいがち。

しかし、そのままにしておくことでかかとや爪など、免疫システムの届きにくい場所に移ってしまうこともあるのです。
長引けばその分だけ完治が遅くなる水虫だけに、速い段階での治療が重要です。

また普段から水虫が増殖できない環境を作ることも重要です。

水虫は高温多湿が大好き。
気温15度以上、室温70%以上で特に活発に増殖を始めます。

革靴を履い足はわずか10分で湿度100%に達すると言います。

大切なのは長くこの環境を維持しないよう心掛けること。

・デスクワーク時には靴や靴下を脱いで裸足になる。
・普段から抗菌作用のある靴下を身に着ける。
・毎日同じ靴を履かない。
・家では裸足で足を乾燥させる。

これだけでも水虫にとっては居心地が悪い環境です。

普段から意識して水虫を増殖させない環境づくりを心がけましょう。