酢?漂白剤?カビキラー?!水虫に良いとされる民間療法のまとめ

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水虫の民間療法
水虫の歴史は古く、江戸時代にはすでに「水虫」という名でその病名が知られていました。

水虫は、川に入って洗濯をしたり、田んぼで仕事をする女性に多かったことから、水の中に得たいの知れない虫がいて、それがかゆみを起こすものとして認識されるようになり、結果「水虫」という名に至ったと言います。

とはいえ、水虫が爆発的に増えるのは昭和初期。
軍隊への入隊が義務付けられ、下駄や草履からブーツを履くようになったのがきっかけです。

歴史のある疾患だけに、民間療法も多数あります。

江戸時代に書かれた医学書、「本朝医談」には「水虫松脂を焼きて薫す」との治療法が記されています。

【本朝医談】↓
本朝医談

本朝医談
出典:国立国会図書館デジタルコレクション

他にも多くの民間療法がある水虫の治療。
このいずれも、効果については医学的根拠はありません。

ですが、経験則として効果があると言われているものもいくつかあります。
ここではそんな「効果が期待できそう」な民間療法についてまとめます。

酢に浸す

酢に浸す

原液の酢を使う方法や、5~10倍に薄めた酢を使う方法などがあります。

【原液法】
・原液の酢をスプレーボトルに入れて、吹きかける
・綿棒に酢をつけて、患部に塗る

【希釈法】
・40度前後のお湯に酢を入れ(5~10倍の希釈になるよう)、そこに20~30分足を浸ける。
これを2カ月間、1日2回続ける

酢はサルモネラ菌やO-157など食中毒を起こすような菌を殺菌する力があります。
水虫もまた殺菌する効果があると思いますが、ただし、水虫を起こす白癬菌は角質の深部まで入り込みます。
酢を塗った程度では、完治は難しいかもしれません。

ただし、水虫初期のかゆみ等では改善したという報告もあります。

酢の種類ですが、「木酢液」や「竹酢液」には白癬菌への殺菌効果がある「フエノール」が含まれているため効果的だと言えます。

ティートゥリーオイルを塗る

ティートゥリーとはオーストラリア南東部原産の低木樹、ティートゥリーから取れる精油のこと。

香りはユーカリのようなスーッとしたもので、身近なところで言えば「ヴェポラッブ」の香りに近いです。
水虫にはこのティートゥリーの原液を綿棒などで塗ります。
酢と同様に、40度前後のお湯にティートゥリーオイルを加えてもいいようです。

ティートゥリーオイルの水虫への効果は海外での臨床研究では水虫薬と大差なしというデータがあります↓
参考:Comparison of two topical preparations for the treatment of onychomycosis: Melaleuca alternifolia (tea tree) oil and clotrimazole.(ティーツリー(ティートリー)オイルとクロトリマゾール:爪真菌症の治療のための2つの局所製剤の比較)

海外では日常のカビ対策としてお風呂やキッチン周りの掃除にも使われるオイル。
風邪薬として使うのも一般的です。

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ペーストの重曹を塗る

重曹

重曹3に対して水1を加えて練り、ペーストになった状態で患部に塗ります。
しばらく置いて、重曹が乾燥してきたら洗い流します。
この後、さらに抗真菌剤を塗りこむと効果的だそう。

重曹は水に溶けるとアルカリ性になります。
こうして酸化してこびりついた油汚れなどと中和し、剥がれ落ちやすい状態に変える効果があるのです。

皮膚に塗ると、古い角質は酸化した油汚れと同じです。
重曹が中和し、浮かしやすくします。

水虫は角質層の中に住んでいるため、この角質をはがすことで水虫も一緒に取り除いてしまう効果があるんだそうです。
ただし、重曹が浮かせることができるのは角質の中でもごく表層のもののみ。

爪水虫や角質層の深部まで入り込んだ水虫の場合には重曹の効果は期待できません。

ロウソクのロウを垂らす

ロウソク

白癬菌は60度以上の熱で死滅すると言われています。
そのため、ロウソクに火をつけて溶けたロウを垂らすことで、角質に潜り込んだ白癬菌を殺してしまうというもの。

ただし、ロウを垂らすことで火傷をした場合にはそこからさらに感染が拡大する可能性があります。
数ある民間療法の中でもリスクの高い方法だと言えます。

馬油を塗る

万能治療薬とも言えるほど、なんにでも引っ張りだこの「馬油」。
水虫にも効果があるそうです。

馬油は不飽和脂肪酸が60%含まれており、これが水虫に対して抗菌作用を発揮するんだそう。
爪水虫にも同様の効果を示すという説もあり、民間療法ファンからは支持されています。

ちなみに本朝医談に書かれた水虫の治療法に用いられた「松やに」。
こちらも馬油同様、不飽和脂肪酸が多く含まれています。

長い歴史があるだけに、何だか信じてしまいたくなる民間療法の一つです。

【昔から定評のある馬油】
馬油
「ショウキリュウ」という馬油は馬の鬣油を使用しており、肌への浸透力が高いそうです。
アットコスメ・楽天・アマゾンなどでの口コミ評価が高く、人気の馬油。

Amazonの評価↓
馬油の評価

最近の馬油人気で、ドラッグストアにもずらっと並んでいますが、どれを買ったらいいか分からないという方や、初めて馬油を塗ってみるという方にはおすすめです。

→楽天:馬油 ショウキリュウ 80mlショウキリュウ 馬油(若馬の油) 80ml

【漂白剤・カビキラー】

カビキラー

これらに含まれる「次亜塩素酸塩」が白癬菌を殺菌すると考えられています。

白癬菌はカビ。
カビには次亜塩素酸塩との発想だと思います。
やり方としては、洗面器に水を入れて足がぬるっとするくらいの漂白剤またはカビキラーを入れ(詳細量不明)、15分ほど浸けるというもの。
その後は石鹸で洗い流してしまいます。

ブログなどのSNSではこの方法で水虫が治ったと書かれている方もいますが、次亜塩素酸塩は皮膚トラブルを招く可能性があります。
これに触れて、びらんや皮膚炎を起こした治療例はいくらでもあります。

こちらの方法では肌の免疫機能を弱める可能性があり、安易におすすめできない危険な方法と言えます。

水虫の民間療法まとめ

水虫の民間療法は科学的根拠の乏しいものや、経験則として言い伝えられているものがほとんどです。
また、前述したように初期にはある程度改善の可能性があっても、進行した水虫の場合は爪水虫など浸透が難しい部位のものは効果が得られにくいと考えられます。

民間療法は単独で行うのではなく、抗真菌剤との併用が望ましいと考えます。


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